各種選定の技術相談室|TEL:06-6741-4723

メールでのお問合せはこちら

盤・筐体アクセサリー・パーツ.com

設計者のための盤・筐体のハンドル・蝶番・支柱・銅バー・等の選定知識をまとめた技術情報サイト

説明文章-1

蝶番・支柱とは

蝶番の役割

蝶番とは盤扉の開閉の為に用いる金具であり、中央の管状部分にピンを通して回転させる構造となっている。語源は蝶の番(つがい)であり、ヒンジとも言われています。

蝶番の種類

01-09

【平蝶番】
平蝶番とは形状が平らで、左右ほぼ同形となっている蝶板のことを言います。数有る蝶番の中で最も代表的なものです。

01-10

【長蝶番】
長蝶番とはその名の通り形状が長い蝶番の事を言います。長蝶番を使用する事によって扉の反りを防ぐ事ができ、仕様に従い蝶番の板厚・長さを決めます。最長2000mm 以上のものがあります。

01-11

【裏蝶番】
裏蝶番とは盤扉を閉めた時に表側から蝶番が見えない為に、隠し蝶番とも言われます。配電盤やキュービクル、制御盤に多く使用されます。

01-12

【抜き差し蝶番】
抜き差し蝶番とは軸部分が分割されており、抜き差しができる蝶番のことを言います。盤に取り付け後も扉を外す事ができ、仕様には右開き用、左開き用の2種類があります。

01-13

【旗蝶番】
旗蝶番とは重量のある盤扉によく使用されており、抜き差しができる為、容易に吊り込みが可能となります。上下が旗のような形となる為に旗蝶番と呼ばれています。

01-14

【ダイカストヒンジ】
ダイカストヒンジとは、金型に溶融金属を加圧注入し凝固される鋳造法によって作られた蝶番です。寸法精度が高く、短時間に大量に生産する事ができます。

01-15

【支柱】
支柱はポストヒンジとも呼ばれ、盤中板の高さを取付時に調整する事ができる蝶番です。ローレットビス或いはマグネット等で中板を固定させます。

蝶番の豆知識

蝶番は古文書の和歌などに「てふつがひ」と出てくる事から、古くより使われた日本語とされています。現存最古の金属製蝶番は、正倉院所蔵の赤漆文欟木厨子(せきしつぶんかんぼくのずし)の両開き扉に使用されている金銅製蝶番であり、7世紀初期のものと推定されています。元来「てふつがひ」と呼ばれていた蝶番は、屏風などの双折(もろおれ)に使われていたものを言い、表裏どちらにも折りたたむ事ができる日本独自の仕掛けでした。但し、現代蝶番の基になったものは、幕末から明治時代に建てられた西洋建築の窓に付けられていたヒンジからだと言われており、その流れを汲んだ単純な平蝶番を主に蝶番と呼ぶようになりました。